千島解放作戦の激戦地シュムシュ島で9回目の遺骨収集が完了

1945年、北クリルのシュムシュ島(占守島)におけるクリル諸島(千島列島)上陸作戦中に亡くなったソ連と日本の兵士の遺骨収集を行っているロシア・サハリン捜索運動の第9回遠征が終了した。新たに赤軍兵士の遺体を発見したほか、島の北東部の斜面(165高地)などの捜索で、日本軍の中戦車チハの残骸や軍服、88式高射砲なども見つかった。赤軍兵士の遺体はこれまで捜索の対象になっていなかった場所から見つかり、主な戦闘が行われた高地から遠く離れた場所にも兵士が眠っている可能性があることがわかった。9回目の遠征は風速30m以上に達する強風や雨、絶え間ない霧など厳しい気象条件の中で行われたが、兵士の氏名が入った水筒など身の回り品などが多数発見された。シュムシュ島遠征は2014年から実施され、これまでに132人の遺体を収容している。(astv.ru 2023/8/3)

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました