このところ国後島には飛行機もヘリコプターも飛んでいない。サハリンから国後島への定期便は4日間も欠航。ビジネス客や観光客は、いつ飛ぶか分からない飛行機を待っている。休暇を数日間延長しなければならない人もいる。所持金は日に日に減っていく。国後島へのグランピング・ツアーに参加した観光客は、11日に国後島に飛ぶ予定だったが、クリルの自然には独自の計画があったようだ。ツアーを企画した国後島のクリル・グランピングのオーナーは航空会社の運航決定を待ち、欠航した場合に客をサハリン観光に連れ出す。「数年間観光業界で働いてきたが、4日間も足止めを食うのは初めてだ。私は鋭い攻撃の標的になった。実際、それは天候やオーロラ航空に向けられるべきものだったが、最も難しいのは、飛行機が飛ぶかどうかわからないときに飛行機を待つことだ。この状況が続いて4日目。お客はみんなピリピリして、私は無力感で手が震えている」と話した。オーロラ航空は一行を最も安いホステルに宿泊させた。そして三度の食事は毎日同じものが提供される。朝食はオートミールと牛乳、昼食と夕食は鶏肉とそば…。国後島の住民は、観光客には忍耐強く、将来に向けて別のルートを計画するようアドバイスしている。「ユジノサハリンスク空港で立ち往生している観光客に同情するが、それは個人的な選択の結果だ。船に乗る時間がない、長すぎるという声を何度聞いたことか。しかし、出発の保証もなく、空港で 1 日、2 日、3 日と無為に過ごすより、船の方がましだろう。国後島への旅は、十分な時間が必要だ」とテレグラムチャンネル「南クリルの観光」に書いている。(astv.ru 2023/6/14)
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