択捉島クリリスク(紗那)にあるクリル中等学校で卒業を告げるラスト・ベルが鳴り響いた。11年生26 人(日本の高校生3年生にあたる)と9 年生(日本の中学3年生) 61 人が卒業証書を授与された。9年生のうち、大学進学を目指す10年生に進む生徒は50パーセント以下で、残りは中等専門教育機関(専門学校)で教育を受けることになっている。択捉島を管轄するクリル地区のロコトフ市長、ベロウソワ地区議会議長、保護者らが祝賀会に出席。ゴルバチョフ校長は、生徒たちが統一国家試験に合格し、将来、若い専門家として択捉島に戻って来ることを祈った。卒業生たちが、11年間自分たちを助け、励ましてくれたすべての人に感謝の意を表すと、保護者や教師の目には涙があふれた。1カ月後、クリルの若者たちはロシアの都市に散らばり、学生、労働者、軍人として新たな独立した生活を始める。子供時代は終わった。卒業生の皆さん、頑張れ!すべてにおいて幸運を祈る!(エトロフ・ニュース2023/5/23)
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