高校生が見た北方領土問題 根室管内6校で巡回展示

 【中標津根室管内1市4町の高校6校の生徒が、北方領土の啓発活動を体験する「Nサミット」の巡回展示が22日まで、中標津高で行われている。デジタルサイネージ電子看板)とパネル6枚が校内に並べられ、生徒たちに北方領土についてPRしている。(北海道新聞根室版2023/5/18)

 初日の15日には、2年連続でNサミットに参加する同校3年、日下部陽織(ひおり)さん(17)と山下結茉(ゆま)さん(17)が啓発の標語が書かれたボールペンを配布。日下部さんは「学んだことを同世代にも知ってほしい」、山下さんは「中標津根室管内では比較的北方領土が遠いので、展示を見て身近に感じてほしい」と話した。北方領土問題の啓発キャラクター「北方領土エリカちゃん」も登場し、記念撮影に応じた。

 電子看板で放映された映像は昨年度、高校生14人がNサミットで制作したもので、北方領土に関するクイズや、景色や生息する動物を紹介する内容。根室振興局が用意したパネルは、北方領土の面積や気候などを説明している。

 展示は8~15日の羅臼高を皮切りにスタートし、中標津高の後は標津高根室高、中標津農業高、別海高の順に回る。(森朱里)

 

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