日本とロシアの当局は、クリル諸島南部(北方四島)のシグナルヌイ島(貝殻島)周辺海域で、日本の漁業者がコンブを採取する問題(貝殻島周辺コンブ漁に関する民間協定に基づく操業条件)について合意に達した。日本の漁業者は約8,250万円の補償金(採取料)を支払い、6月1日から9月30日まで204隻の漁船が操業を許可される。日本の海岸からわずか 3.7 km に位置するシグナルヌイ海域は、第二次世界大戦後、クリル諸島南部で初めて二国間の経済協力が行われた地域。当初、日本の漁業者はコンブを求めてこの海域に侵入し、密猟船の拿捕や没収など、ソビエトの国境警備隊との間で絶え間ない事件が発生したが、1963年に合法的な漁業に関する合意が調印された。(サハリン・メディア2023/4/22)
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