関係の断絶によりスケトウダラやホッケが漁獲出来なくなり、イカの漁獲量はほぼ半減した。日本の報道機関は、日本のロシアに対する制裁がどのようにして(ロシアの対日政策が)反日的になったのかを理解していない。NATO に追随して制裁に加わっている日本に対して、ロシアは南クリル諸島(北方四島)の海域を閉鎖した。(ロシア国営テレビvesti-ru 2023/ 2/ 3 セルゲイ・ミンガジェフ)
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北海道の東端にある納沙布岬を訪れるには、奇妙なことに、寒さと太陽と強風が理想的な条件だ。ロシアと日本の海上国境は、古い灯台が波間に見えるところを通過している。そのすぐ向こう側には、クリル諸島の最南端にあるロシアの島々、シグナル(貝殻島)とタンフィリエフ(水晶島)がある。1998 年以降、その海域に日本人が自由に漁業を行うことができるゾーンが設定されたが、今年から、日本の領海からそこに入ろうとする試みは、ロシアの法律に違反していると見なされるようになった。
最寄りの町まで車で約30分。根室は日本北部の主要な漁港の 1 つであり、いたるところにロシア語の道路標識がある。もちろん、南クリル諸島(北方領土)の返還を求める啓発看板もある。港では、最も目立つ場所にある看板は説明するまでもないが、何らかの理由でスタンド自体がロシアの国旗の色で塗られている。ロ日の合意によって、地元の漁師は1 シーズンで 200 トン以上のタコを漁獲した。
魚について言えば、日本人が南クリル海域で、合意に基づいて捕獲した2つの主要な魚種スケトウダラとホッケ。店内の魚売場では、魚がずらりと並んでいる。ラベルの表記は注目に値する。通常、すべてがロシアから持ち込まれ、日本のラベルは「ロシア製」となっている。納沙布岬から見えるシグナル島とタンフィリエフ島を含む小クリル列島の日本名「歯舞(はぼまい)」と書かれているものもある。
羅臼港では、獲れたてのスケトウダラやその他の魚を積んでトロール漁船が帰港したところだった。漁師は、今日どこで漁を行ったのかを尋ねられたとき、答えることを拒否した。一般的に彼らは友好的ではなかった。日本政府の制裁に対応するロシアの決定–南クリル諸島への日本漁船の入国に関する交渉を一時停止(※安全操業) –は、ここで痛烈な話題だ。「漁師も、獲った魚を卸している私たちも、小売店で買い取っている人も、漁業関係者も、みんな苦しんでいる。被害はかなり大きい」–根室市の市場関係者は言う。
岸田内閣によって、わずか1年足らずの間に導入された15の我が国ロシアに対する制裁パッケージの後、ロシアは今年、南クリル諸島での漁業に関する交渉は行わないと発表した。岸田首相の目標は、ロシア経済に最大の損害を与えることだった。同時に、日本はロシアの報復措置に憤慨している。
–ロシアがそのような決定を下した理由を理解していますか?
「これが制裁、戦争に関連していることは明らかだ。ちろん、それは私たちにとって悪いことだ。誰もそこに行くことを許可されず、どのように漁をすればよいのか」
–これが起こった理由についてどう思えか?
「それについては、何も分からない。プーチンが怒った。他に何が言える」
— あなたの意見では、ロシアがこの決定を再考する可能性はあると思うか?
「そうは思えない。すべては大ボスが決めることだ。ここでは誰も漁師にそんなこと聞かない」
ロシアにとっては、日本が我々の支配地域で魚を獲っているという事実に特に利点はない。この決定は、善意のしるしとしてなされたものだ。日本がこれに支払った金額は非常に少なく、2,000トン以上の海産物に対して年間約35万ドルに過ぎない。
「私たちの願いはただ一つ。早く平和になって、みんなができるだけ多くの魚を獲れるようになることだ」と地元住民は言う。
なぜロシアが日本の漁師の幸福に気を配るべきなのか、日本政府は西側の制裁を支持して、過去30年間に築かれた二国間経済関係のほとんどを1年足らずで破壊した。私たちはその答えを与えられていない。
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