1 年で最も日が短い冬至の 12 月 22 日は電力技術者を祝う日だが、日照時間が数時間しかないこの季節は、国後島の電力技術者の仕事は特に重要になる。国後島と色丹島の電力設備を管理する「モバイルGTPP」社は、両島のユニットを合わせて138人体制。国後島のユジノクリルスカヤ、色丹島のマロクリルスカヤ、クラボザボツカヤの3つのディーゼル発電所と国後島のメンデレーエフスカヤ地熱発電所、ゴロブニノ(泊)風力発電所と延長150km以上の送電線を管理し、電力を供給している。チーフエンジニアのコンスタンチン・ゲラシメンコさんは「この仕事は 24 時間体制。島々を頻繁に襲う悪天候の間、特に重労働が続く。暴風雪などで停電が発生すると、すべてのスタッフが厳しい気象条件による緊急事態を排除するために出発する。影響がなくなるまで、何日も働かなければならないこともある」と話す。昨年、電力設備機器の信頼性向上と緊急事態の防止を目的に、何十もの電柱が取り替えられ、倒れて送電線に接触する恐れのある樹木が切り倒された。ディーゼル発電機は修理され、孤立した島で予備電力が確保された。2023年には、設備機器の修理と近代化をはじめ、投資プログラムの一環として新しい発電設備と送電線の設計が行われる。(kurilnews.ru 2022/12/22)
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