北方領土返還運動の担い手を育成しようと、根室振興局は根室高校と連携し、北方領土問題に取り組む部活動の支援などを行うことになりました。北方領土返還運動をめぐっては元島民の1世が高齢化し、運動の担い手確保が課題となっています。こうした中、根室振興局は次の世代を担う後継者を育成しようと根室高校の部活動、「北方領土根室研究会」の支援を行うことになりました。研究会には元島民のひ孫なども入っていて、若い世代に北方領土問題を知ってもらうための出前講座を道内外で行ったり、地元のコミュニティFMで発信したりしています。今後は休日の活動に教員が対応できない場合、代わりに振興局の職員が引率することや、根室地域での出前講座のセッティングを振興局が行うことなどを検討するということです。根室振興局の岡嶋秀典局長は「根室高校は領土問題の啓発で先駆的な取り組みをしている。試行錯誤しながら連携を進めていきたい」と話していました。根室高校の久保肇校長は「連携によって活動のすそ野を広げ、北方領土問題を自分ごととして考える高校生が増えてほしい」と話していました。(NHK北海道NEWSWEB 2022/12/19)
北方領土返還運動で根室振興局と根室高校が連携|NHK 北海道のニュース
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