択捉島 行政府がディーゼル発電所など電力設備を大手電力会社に移管 エネルギー供給業務を委託

択捉島を管轄するクリル地区行政府は、島内の電力施設を使用して行う電力供給業務をロシアの大手電力会社ロセッティの子会社ロセッティ・モバイルGTPPに委託した。行政府との合意に従い、総容量16MWを超えるディーゼル発電所4基と変電所、115kmの送電線、架線、熱発生装置及び配管ネットワークが同社に移管され、運用が開始された。クリリスク市(紗那)と近郊の集落の住民への電力供給の信頼性と安全性を確保し、漁業水産施設観光インフラ開発のための条件を創出することが狙いだ。現在、専門家が15年以上稼働している電力設備の状態を分析しており、その結果を踏まえてエネルギー供給の信頼性とクオリティーを向上させる行動計画が策定される。燃料の直接購入契約も締結されており、仲介業者を排除することでコストを削減、石油製品の安定供給を確保する。(tia-ostrova 2022/12/9)

2018年に完成した別飛のディーゼル発電所

同上

2016年に整備された内岡のディーゼル発電所

同上

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