羅臼町で北方領土元島民が埼玉の高校生に島の体験語る

北方領土の元島民が修学旅行生に島での体験を語る講演会が羅臼町で開かれました。講演会には修学旅行で羅臼町を訪れている埼玉県の高校2年生およそ50人が参加しました。歯舞群島多楽島出身の高岡唯一さん(87)が講師を務め、島では両親が営むコンブ漁を手伝っていたことや、終戦後に上陸した旧ソビエト軍の兵士に自宅の仏壇などを荒らされ恐ろしい思いをしたことなどを語りました。そして、北方領土問題に関心を持って、返還運動に協力してほしいと呼びかけていました。男子生徒は「教科書に北方領土問題は数行しか載っていないので、こんなに悲しい事実があったことに衝撃を受けた」と話していました。また、女子生徒は「体験談を聞いてとても悲しくなった。家族に伝えたり、友人にも話したりしたい」と話していました。高岡さんは「1人でも多くの人に北方領土の話を聞いてもらえることがうれしい」と話していました。(NHK北海道NEWS WEB 2022/10/4)

※写真はオープンソースから

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