日本の観光船KAZU 1の乗組員と乗客の遺体3体の日本への引き渡しについて、ロシア外務省ユジノサハリンスク代表部は「近日中に、国後島で発見された遺体がユジノクリリスク(古釜布)からサハリンのユジノサハリンスクに搬送され、その後日本側に引き渡される」とコメントした。同代表部は「遺体の引き渡しの手続きについてロシア側が意図的に遅らせているという誤った情報が定期的にネットなどで流される。道徳や職業倫理を無視するメディアによって流されていると考えている。ロシアは4月26日と27日、日本の同僚の要請を受けた国境警備隊が南クリル地区(北方四島)で捜索活動を行った。ヘリコプターと警備船が捜索に関与した。5月6日と18日に2人の遺体が発見された。6月28日にはサハリンのオゼルスコエで3人目の遺体が見つかった。ロシア側は日本側との遺体の移送方法のオプションや手続きの合意に関与し、専門的な作業を行った。連邦や州、地方自治体はロシア国境を越えて移送するために必要なすべての書類を処理するために、日本の同僚に最大限の支援を提供した。今日にいたるまで、我々は支援を継続しており、近い将来、遺体が日本側に引き渡されることを願っている。遺体の移送の前に、法医学的、遺伝学的検査を実施して遺体を特定する必要があった。外交ルートを通じて日本側から身元確認のための資料を受け取った後、それらは調査当局に引き渡された。その後、ハバロフスクに送られ、遺伝子検査が行われた。国後島で見つかった遺体の場合は、生体資料をユジノサハリンスクに送り、そのあとハバロフスクの法医学専門機関へ送らなければならなかった。これには本当に時間がかかる。全体の手続きは実に複雑だ」と語った。(citysakh.ru 2022/9/6)
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