ロシア国旗の日の8月22日、国後島の住民有志が島に4つある活火山の1つであるメンデレーエフ火山(羅臼山、887m)への登山を行い、山頂でロシアの三色旗を掲げた。登山は南クリル地区行政府が主催する恒例行事となっており、安全確保の観点から、クリル自然保護区の職員が同行した。メンデレーエフ火山を登る時に気を付けなければならないのは、チシマザサから目を保護することと、もう一つの危険植物ツタウルシだ。地元住民なら十分認識しているが、重度のアレルギー反応を引き起こす。保護区の職員は危険植物の見分け方やクマやキツネの野生動物に出会った時に、どう行動すべきかを事前に説明した。この日、天然記念物でもあるメンデレーエフ火山山頂からは択捉島や色丹島だけでなく、日本の北海道を見ることができた。(クリル自然保護区ウエブサイト2022/8/25)
羅臼山からチャチャ火山(爺爺岳)と太平洋を望む。右側の地平線に択捉島が見える。
噴気孔フィールドを渡る参加者
メンデレーエフ火山の噴気孔フィールドで集合写真
北西側噴気孔フィールドから山頂を望む
噴気孔フィールドとオホーツク海。遠くにラグンノエ湖(ニキショロ湖)が見える。
メンデレーエフ火山の山頂
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