ロシア艦14隻、宗谷海峡通過 北方領土や千島で訓練か

 防衛省統合幕僚監部は22日、ロシア海軍フリゲート艦など艦艇計14隻が20日から21日にかけて、北海道とサハリンの間の宗谷海峡を西向きに航行し、オホーツク海から日本海に抜けたと発表した。北方領土や千島列島周辺で訓練をしていた可能性があるとみている。(北海道新聞2022/8/22)

 防衛省はさらに、オホーツク海はロシアの戦略原潜の活動領域で、軍事的重要性が高まっており、今回もこうした安全保障上の情勢を背景とした活動の一環との分析を示した。

 防衛省によると、20日午後1時ごろには、宗谷岬の東北東約260キロを駆逐艦フリゲート艦の計4隻、21日午前9時ごろには宗谷岬の東北東約80キロを小型フリゲート艦やミサイル護衛哨戒艇、補給艦、病院船など計10隻がそれぞれ航行し、いずれも宗谷海峡に向かった。海上自衛隊の艦艇やP3C哨戒機が監視に当たった。

20~21日にかけて宗谷海峡を通過したロシア海軍フリゲート艦(防衛省統合幕僚監部提供)

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