ユジノサハリンスクの日本食レストラン「ふる里」が突如閉店 新型コロナで多額の借金

サハリンのユジノサハリンスクで最も有名な日本食のレストラン「ふる里」が突然、閉店した。スタッフは予告なしに失業した。「8月6日の土曜日は働き、日曜日は休みだったが、電話がかかってきて、月曜日は仕事に行く必要がないと言われた。店に行ってみると、家具や備品がレストランから運ばれ、トラックに積み込まれているのを見てショックだった。会計士は家賃が払えず借金があると説明し、私たちに支払うお金もないと言った。スタッフは自由意志で退職願いを書き、給料を受け取って仕事を探すよう提案された。しかし、給料が削減された場合、私たちは支払いを受ける権利がある。8人の従業員が途方に暮れている。私たちは退職願いを書かず、検察庁に訴状を送った」–ふる里の従業員は語った。レストランのオーナーは日本人の宮西豊氏。通訳を務めるマリアさんは「問題は新型コロナウイルスパンデミックから始まった。レストランは多額の借金を抱えており、オーナーは日本に帰国し、金策に走ったが何も起こらなかった。家主は先週書類を持ってきて、2日以内に敷地を明け渡す必要があると言いった。私はただの通訳、何も出来ない」とマリアさんは話した。レストランの主任会計士は「従業員への支払い方法はまだわからない。この問題はオーナーと一緒に解決する必要がある。宮西氏は出来るだけ早く、従業員に給料を払えるように努力しているが、支払いについては何とも言えない。状況は難しい」と述べた。宮西豊氏はユジノサハリンスク市名誉市民であり、サハリンセンターの生徒たちのためにお茶会を用意したり、州都の公園に桜の木を植えるなどの活動をしてきた。(astv.ru 2022/8/10)

 

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