ロシアのプーチン大統領は31日、北西部サンクトペテルブルクで演説し、海軍力に関する新たなドクトリンを承認する大統領令に署名したと述べた。プーチン氏は「国境とロシアの国益がある領域」として黒海、バルト海に加えて日本の北方領土周辺の海域を挙げ、「あらゆる手段で防衛する」と強調した。インタファクス通信が伝えた。ウクライナとの戦闘が続く黒海だけでなく欧州や日本の周辺海域を挙げ、「非友好国」を念頭に海軍力を誇示する狙いとみられる。プーチン氏は極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」の海軍への配備が数カ月以内に始まるとも述べた。(産経新聞2022/7/31)
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