サハリン州政府の水産局が省に昇格する。ステータスが上がることで、連邦当局と効果的に連携し、州内の水産複合体の利益を守ることができる。また、サハリン・クリル地方の生産者からの新鮮な魚の販売所の組織化について自治体との協力を進めることが期待される。省としての優先的な取り組みの中には、スケトウダラとニシンの割当の第二段階の実施があげられる。現在の案によると、漁獲割当に伴い、民間投資を通じて5つの近代的な水産加工場が建設される。これにより1,000人以上の雇用創出が見込まれる。州内では漁業・水産加工関係で約9,000人が働いている。過去3年間で漁業企業は170億ルーブル以上を投資し、沿岸の水産加工施設8カ所、サケマス孵化場・養魚場7カ所を整備。14の漁船団が組織されている。新鮮な魚を安く住民に提供するための取り組みが進行中で、今年はじめから、前年の2.5倍にあたる230トン以上が販売された。(サハリン・インフォ2022/7/13)
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