根室特産の花咲ガニのかご漁が11日、根室半島沿岸で始まった。初日は根室市内4漁協の15隻が花咲港など市内3港に計5・6トンを初水揚げ。前年並みの水揚げ量だったが、最高価格は昨年より3割高い1キロ4847円だった。漁業者によると、昨年より身入りがいいカニが多かったという。(北海道新聞2022/7/11)
漁は1日解禁。花咲ガニの資源保護のため10日までカニかごの仕掛けを控えていた。11日早朝、花咲港では4隻が計0・5トンを水揚げ。漁業者は「大きいカニが多かったが、量が少なかった。初日なので、今後に期待したい」と語った。
市内のカニ販売店「マルナカイチ杉山水産」の工場では、この日仕入れたカニをゆで上げ、併設店舗には真っ赤に染まった甲羅の地元産花咲ガニが、1匹3千円前後で並んだ。同社の島孝治社長(61)は「これからもっと身入りもよくなるので、ぜひ食べてほしい」と話した。
漁期は9月30日まで。今年は、根室管内5漁協で昨年と同じ23隻が出漁を予定している。(川口大地)
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