国後島ユジノクリリスク(古釜布)の南クリル・リボコンビナート社の魚油・魚粉工場で、悪臭を抑制する特殊な空気清浄装置の設置作業が行われている。工場から漏れ出す悪臭が問題となっていた。工場に設備機器を供給したタイの企業からチーフエンジニアのタロット氏ら専門家グルーブが来島し、1カ月滞在する。南クリル地区のゴミレフスキー市長は「地元住民の要望に応えてくれた工場に感謝する。新しい技術のおかげで、不快な臭いが抑えられる」と喜んだ。昨年稼働した工場は、設計がノルウェー、設備機器はタイの専門家によって設置された。これまで廃棄されていた魚の内臓などを原料に魚油・魚粉を1日あたり各100トン生産している。(最大500トン)機器はシフトオペレーターによって自動制御されている。魚粉は家畜の飼料や水産養殖用にロシア国内と中国に供給しており、需要が高いという。(kurilnews.ru 2022/7/8)
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