国後島ではサケの稚魚の放流が活発に行われている。島の最南端にあるゴロブニノ(泊)村では、起業家のマキシム・ムラーヴィョフさんがリコルド川(塘ノ川)でサケの孵化と養殖に成功し、1週間前に、サケの稚魚を放流した。また、ラグンノエ湖(ニキショロ湖)にある南クリル・ルイブコンビナートの「ラグンノエ孵化場」では1,260万匹の稚魚が放流される。昨年、同社はこの地域で初めて、稚魚を育てるために湖に設置したフィッシュ・ゲージを使用した。ドミトリー・パストゥホフ主任は「この方法では、稚魚の飼育面積を増やすことができる。ラグノエ湖は小さく、十分に浅くて波が穏やか。 5年間の調査で、稚魚の飼育期間中の水の表層は比較的暖かく、酸素が豊富であることがわかった。そして水の組成と水質は藻類の急速な発達を抑制し、稚魚を育てるのに最適だと分かった」と話す。(kurilnews.ru 2022/6/14)
ニキショロ湖のフィッシュ・ゲージ
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