日本の岸田文雄首相は、北海道の鈴木直道知事との会談で、ロシアとのビザなし交流が停止されたこにより、代替プロジェクトを検討する意向を表明した。共同通信によると、鈴木知事は北方領土問題の早期解決を求める要請書を首相に手渡した。また、クリル諸島南部(北方四島)の元居住者が祖先の墓を訪ねることができない状況を踏まえ、洋上で追悼式典を開催するための代替策を検討するよう要請した。岸田首相は「交流事業が当面実施できない中で、別の事業を考えていかなければならない」と答えた。ロシア外務省は3月21日、日本の非友好的な措置に対応して、平和条約の交渉を拒否し、日本国民のクリル諸島南部へのビザなし渡航を停止し、共同経済活動の実施に向けた協議から撤退すると発表した。4月末、日本政府はビザなし渡航を「当面の間」見合わせるとした。(RIAノーボスチ2022/6/2)
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