サハリン税関は東京便に乗ろうとしていたアメリカ人の荷物から、古い米国貨幣などを発見し、文化財を持ち出す許可を得ないで持ち出そうとしたとして、刑事訴訟を提起した。ユジノサハリンスク空港の税関官がスーツケースをX線装置で検査したところ、100年以上前のアメリカの1ドル銀貨34枚と紙幣(1879年~1900年製造)が見つかった。銀貨は100年以上前のものであり、文化的価値が認められると判断。外国への持ち出しには、原産国に関係なく、申告の対象となり、ロシア文化省の許可が必要となる。税関はアメリカ人に対して、行政犯罪法違反(未申告及び輸出の禁止と制限に関する違反)にあたるとして捜査を開始するとともに、コインを押収した。(サハリン・インフォ2022/6/2)
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