エクソン撤退 サハリン1の石油生産量3分の1に減少 4月に比べて

外資参加による生産物分与協定(PSA)の条件で実施されているロシアの3つの石油プロジェクトの石油生産量が5月前半で37%減少し、1日あたり2万4,100トンに落ち込んだ。落ち込みが最も大きかったのは米国エクソンが運営するサハリン1プロジェクト。事業からの撤退に伴い、5月前半の1日の平均石油生産量は8,200トンと、4月に比べて3分の1に減っている。年間1,130万トンの石油を生産するサハリン1からの撤退により、同社は34億ドルの損失を計上している。一方、サハリン2も減少しているが1日あたり1万1,100トンを生産し、1.8%の減少にとどまっている。27.5%の株式を所有するシェルが撤退を表明したが、日本の三井(12.5%)と三菱(10%)は、年間400万トンの石油を生産する事業から撤退しない方針を決めている。(サハリン・インフォ2022/5/18)

 

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