「北方四島の歩き方」を紹介 SNSテレグラムチャンネルで

ロシア国内で観光地として注目が高まっているクリル諸島南部(択捉島国後島色丹島)について、「Dear Passengers Telegramチャンネル」がサハリンから行くクリル諸島南部への旅の方法を詳しく紹介している。チャンネル管理者は、空路と海路で行く方法、チケットの料金や購入場所のほか、旅行プランは2泊3日以上が望ましいこと、国境地帯にあるため許可書(パス)が必要などの注意点も明示している。(サハリン・クリル通信2022/5/16)

クリルへ最速で行くなら飛行機

オーロラ航空がサハリンのユジノサハリンスクから択捉島国後島に毎日直行便を運航。機材はDHC-8型機で所要時間は1時間強。チケット料金は片道5,950ルーブル

ヘリコプター

国後島色丹島間には「タイガ」航空のヘリコプターMi-8が木曜日と日曜日に運航。所要時間は30分、料金は2,300ルーブルで「タイガ」のウエブサイトで購入できる。

フェリー

ロマンチックな旅をしたいなら断然フェリーがおススメ。コルサコフ港から3隻のフェリーが運航中。昨年就航した「パベル・レオーノフ」と「アドミラル・ネべリスコイ」はコルサコフ択捉島を結ぶ。古参の船「イーゴリ・ファルフトジノフ」はコルサコフ港から択捉島国後島色丹島の3島を巡る。チケットは往復料金で1人6,510ルーブルから。rfbus.ruまたはSakhPasFlotウエブサイトで購入できる。サハリンからの島までの所要時間は1日弱。各島では4時間から6時間の停泊時間がある。

択捉島国後島色丹島間の移動

島から島への移動はフェリー利用の場合1,240ルーブル。また国後島色丹島間にははしけが運航している。チケットは国後島ユジノクリリスク(古釜布)と色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)の桟橋で購入する必要がある。「パベル・レオーノフ」と「アドミラル・ネべリスコイ」のスケジュールはテレグラム・チャンネル「SakhPasFlot」を参照。「イーゴリ・ファルフトジノフ」の運航案内はrfbus.ruで確認できる。

国境地帯通行許可書

絶対に忘れてはいけないことは、択捉島国後島色丹島は国境地帯にあること。各島の中心地から出て観光するには国境警備局が発行する許可書(パス)を事前に入手する必要がある。択捉島国後島では、仮にパスを持っていなくても空港やフェリー乗り場から中心地(択捉島リリスク=紗那、国後島ユジノクリリスク=古釜布)までは行けるが、色丹島ではパスがなければフェリーから出ることさえできないので要注意。パスの取得には14日かかる。

 

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