国後島ユジノクリリスク(古釜布)の幼稚園「リブカ(金魚)」の園児や保護者が、1945年9月1日にソ連軍が上陸した場所に設置された「栄光の英雄」記念碑を訪れた。サハリン州設置から75周年を記念した愛国教育の一環として行われた。記念碑には大祖国戦争(1941-1945年の対独戦争)に参加した兵士らの名前が刻まれている。大祖国戦争終結と1945年8月から9月に行われたクリル諸島北部のシュムシュ島(占守島)を解放するための上陸作戦の後、彼らのうち100人がクリル諸島南部(北方四島)に到着し、生活を始め家庭を築いた。彼らは、漁師、水産加工、建設、医師、教師となって島の発展に貢献した。多くはその後、本土に戻って亡くなったが、今日でも、退役軍人の子供、孫、曽孫30人が島内で働いている。「愛国教育遠足」の目的は、園児や保護者に島の歴史を知り、愛国心を植え付けることが狙いだ。園児たちは記念碑花を捧げ、感謝した。(kurilnews.ru 2022/5/13)
コメント