クリル自然保護区が国後島、色丹島で越冬した鳥類を調査

クリル自然保護区は2月7日から3月18日までの間に、国後島の同保護区とマロクリル保護区の色丹島で越冬が確認された鳥類の結果をまとめた。国後島では、ロシアとサハリンのレッドデータブックに登録されているヨシガモの越冬を確認。過去には2015年2月にベスロフスキー半島(ケラムイ崎)で観察されている。また、国後島ではめったに見られないミコアイサ2羽も観察された。ベスロフスキー半島の東海岸沖では、30羽のコオリガモの群れが観察されたほか、スズガモの群れ330羽、ウミアイサ、クロガモ、シノリガモ、コクガン、マガモカワアイサコガモオナガガモが観察できた。冬には、南クリル諸島(北方四島)最大の猛禽類であるオオワシ国後島色丹島に飛来する。オジロワシは一年中生息している。国後島南部のオホーツク海側では、3,5kmほどの海岸線にオオワシ7羽、オジロワシ6羽が確認された。自然保護区では「春は鳥にとって最も重要な季節。渡りのための長距離飛行、繁殖の時期であり、鳥の生活を妨げることがないよう注意深く見守ってほしい」と呼び掛けている。(サハリン・インフォ2022/3/31)

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国後島ベスロフスキー半島(ケラムイ崎)のオオワシ

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シマフクロウの人工給餌場に現れたマガモヨシガモ

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スズガモの群れ。国後島ベスロフスキー半島で。

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カワアイサ国後島オホーツク海側で。

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