3月10日にサハリン・コルサコフ港から択捉島に入る予定だった貨客船が「乗客不足」から運休となり、島の企業が手配していた食料品などのコンテナ貨物が届かない問題で、クリル地区行政府はコルサコフに副市長を派遣して、問題解決に当たらせる。行政府とコンテナの荷主による会合が開かれ、荷主側は運航会社の過失により船舶が運休した場合の損失補償や問題解決までの商品の適切な管理などを求めた。クリル地区行政府の市長室は「今日の起業家との会合の結果に続いて、ウラジミール・デグチャレフ副市長が、ユジノサハリンスクとコルサコフ港に行き、サプライチェーン全体を調査し、会合で特定された起業家の問題を解決する」と声明を発表した。コルサコフ港から10日に択捉島に向かう予定だった貨客船「パベル・レオ―ノフ」号は、前日の9日になって、「乗客が少なく採算が合わない」ことから、運航会社が一方的に運休を決定し、乳製品や野菜、果物などの貨物が届かない状態が続いている。(サハリン・クリル通信2022/3/11)
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