北方四島周辺 小規模な地震が多発 1週間で約50回 地震学者「心配ない」

クリル諸島南部(北方四島)海域で、この1週間のうちに約50回の地震を記録し、住民たちは大きな地震の前触れでは、と心配している。地震の範囲は歯舞群島からウルップ島にかけた太平洋側。マグニチュード3~5程度で、1時間の間に3~4回の地震を記録したことも。しかし、震源がかなり深いことや島々の集落から離れていたことから、住民は揺れを感じることは少なかった。ロシア科学アカデミー極東支部の海洋地質地球物理学研究所の責任者であるタチアナ・フォキナさんは「頻繁な地震は、大きな地震の前兆である場合もあるが、基本的には地震エネルギーが放出されるので、良い兆候ととらえていい。クリル諸島地震マグニチュード4とか5は、完全に正常で無害な現象といえる」と話している。(citysakh.ru 2022/3/3)

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