日本からの中古車輸入は止まっていない ウラジオのディーラー語る

日本からロシア極東への中古車輸入が止まったという一部報道について、ウラジオストクのロシア人ディーラーが現状を語った。現時点で、日本当局は自動車の輸出を禁止していない。先日、運搬船の航海がキャンセルされたが、ウクライナでの紛争のリスクを懸念した船主の判断だった。クルマは別の貨物船で運ばれることになった。メディアはこのニュースを誇張して報じた。日本の大手ディーラーのいくつかは、混乱による経済的損失を防ぐために顧客からの注文を一時的に停止しているが、日本政府の制裁が要因ではなく、ロシアの購入者が代金を払わないというリスクを心配している。ロシア極東での日本車の需要は非常に高く、逆に言うとロシアが日本のクルマを買わなければ、オークションサイトは中古車であふれるだろう。ロシア人ディーラーは個人用のクルマは制裁の対象外だと考えている。制裁を課されているのは、ロシアの政治家や大企業であり、個人が自分のために購入したクルマは対象外だ。ただし、クルマの関税はユーロの為替レートに直接依存しており、為替レートが上昇した場合、関税も高くなる。西側はロシアの幾つかの銀行をSWIFTシステムから除外する制裁を決定したが、対象外の他の銀行は通常通り海外への送金を続けている。制裁の影響を受けない銀行で送金すれば問題ない。ロシアのガスやその他の資源の支払いは、SWIFTなしでは不可能であり、むしろEU諸国の方が多くを失うことになる。(astv.ru 2022/3/1)

日米欧がロシアへ金融制裁、中古車輸出業界から懸念2021年は仕向け地別でトップ

(日刊自動車新聞2022/3/2)

ロシアのウクライナ侵攻を受け、中古車や中古部品などの輸出業界から、今後のロシア向け輸出の動向を懸念する声が出始めている。海運関係者などは「日本からロシアへ向かう自動車専用船やコンテナ船は今後、荷動きが鈍る可能性がある」と見ており、中古車輸出への波及が避けられない状況だ。

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