サハリンの警察は、文書偽造(ロシア連邦刑法第327条のパート3)の疑いでオハ地区のエリザベータ・アンドレーエヴァ前副市長に対する捜査を開始した。前副市長は2月4日、高等法学教育の卒業証書を偽造し、学歴を詐称していたことが判明し、解雇された。彼女が捜査対象になるのはこれが初めてではない。2020年9月、サハリン州のロシア連邦捜査委員会は、職権乱用を理由に、当時南クリル地区(国後島、色丹島、歯舞群島を管轄)の副市長だった彼女に対する捜査を行った。2019年12月、個人的な利益のために給水および衛生設備の試運転の許可に署名した容疑だったが、立件にいたらず捜査は終了した。今回の捜査着手を受けて、南クリル地区の警察当局も、偽造した卒業証書で地区の副市長として職務に就いていたことから、立件の可能性を検討している。(サハリン・インフォ2022/210)
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