サハリンを訪問中のトルトネフ副首相は、クリル諸島の存在を国内外に知ってもらうために、映画を制作すべきだと語った。記者会見で、あるジャーナリストが尋ねた。「クリル諸島はほとんどのロシア国民にとって、幽霊のようなものである。誰もが名前は聞いたことはあるが、実際に見たことがない」–。副首相は「例えば、ヤクート共和国は極東連邦管区でデジタル技術開発でトップランナーであり、映画産業が発展している。極東の潜在力を生かしてクリル諸島に関する映画をつくるべきだ。歴史と現在の両方が分かるようなものだ。そして、少し先の将来も垣間見ることができるようなものがいい」と述べた。それが短編なのか、長編なのか、ドキュメンタリーなのか具体的に語らなかった。(サハリン・インフォ2022/1/28)
映画「アイランズ/島々」1993年製作/日本・ロシア合作
日本の四島における歴史的背景を、当時のニュースフィルムなどを織り交ぜて伝えるドキュメンタリー。前編は昭和、後編は平成の島民たちの姿を捉え、ロシア側が四島を、日本側が北海道を撮影した。
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