北方領土周辺「安全操業」スケソウダラ漁 羅臼町で初水揚げ

北方領土周辺で行ういわゆる「安全操業」のスケソウダラ漁が始まり、8日朝、道東の羅臼町で初水揚げしました。北方領土の周辺海域ではロシア当局による拿捕などを避けようと平成10年に結ばれた日ロ両政府間の安全操業協定に基づき、期間や漁獲枠を決めて漁が行われています。このうちのスケソウダラの刺し網漁が始まり、国後島沖で操業した6隻が8日朝、羅臼町の港で初水揚げしました。漁は今月5日に解禁されていましたが、しけのため操業が延期になっていました。地元の漁協によりますと初日の水揚げ量は約8.3トンと、出漁を見合わせた漁船もあったことから、去年の初日に比べ5トンあまり少ないということです。漁を終えた漁業者は「やや小ぶりで魚体は悪くないものの、量が少ない。今後に期待したい」と話していました。国後島沖の「安全操業」ではスケソウダラ漁のほか、9月から12月にかけての時期はホッケ漁も行われています。ロシア当局による日本漁船への立ち入り検査が4年前から急増し、道によりますと去年は、これまでで最も多い、のべ191隻が検査を受けていて漁業者の間では懸念が広がっています。安全操業のスケソウダラ漁は協定で3月15日まで認められています。(NHK北海道2022/1/8)

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