国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル地区で副市長を務めていたエリザヴェータ・アンドレーヴァ氏がサハリン北部のオハ地区の副市長に就任した。この人事はオハ地区のカシャノバ市長の意見を考慮せず、サハリン州政府主導で行われたという情報がある。さらに州政府は、将来的にアンドレーヴァ氏を首長の座に据えるという憶測もある。かつて、アンドレーヴァ氏はいくつかの出来事で、州内だけでなく全国的に有名になった。最初はホルムスク市長選挙だった。州政府が当時、南クリル地区副市長だった彼女をホルムスク市長にしようと動いたが、地方議会が反乱を起こし実現しなかった。数カ月後には上司だった南クリル地区のブラセンコ市長と一緒に人々の注目を浴びた。そして、上下水道システムの補助金を巡り、職務権限を利用して不適切な事務処理を行ったという疑惑が持ち上がり、彼女は南クリル地区の市長になることが出来なかった。(サハリン・インフォ2022/1/1)
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