ロシア外務省、再び北方領土展に抗議 矢臼別での日米共同訓練も「潜在的脅威」と指摘

ロシア外務省は12月17日、モスクワの日本大使館代表を呼び出し、12月初めに東京で開催されたクリル諸島(※北方領土)に関する展示会(※根室管内1市4町が主催した「2021 北方領土パネル展 in Tokyo」)について、「2020年の同様の展示会についてロシア外務省が公式に警告したにもかかわらず、日本の主催者は再びこの挑発的な一歩を踏み出した」などと抗議していたことが、24日に公表されたロシア外務省のザハロワ報道官の声明で明らかになった。「ロシア側は引き続きそのような行動を注意深く監視する」とした上で、ロシア国境に近い北海道(※矢臼別演習場)で12月6日に始まった日米共同訓練についても「日本政府はロシアの安全保障上の懸念を考慮する実際的な措置を講じることに消極的であるばかりでなく、不安定化させるために自国領土を提供している。実施されている作戦の規模と範囲により、私たちはこれらの作戦を深刻な挑発、極東における我が国の安全に対する潜在的な脅威とみなす必要がある」などと懸念を表明した。(TASS 2021/12/24)

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