北方領土問題について知ってもらおうと、根室管内1市4町でつくる協議会などが主催するパネル展が1日、東京・新宿駅の西口広場で始まった。北方領土の歴史や日ロ交渉の経緯などをまとめた約100点のパネルが展示され、訪れた人が理解を深めていた。(北海道新聞2021/12/2)
12月1日は、1945年に当時の安藤石典根室町長が連合国軍総司令部(GHQ)に北方領土返還を求める陳情書を出した「返還要求運動原点の日」。新型コロナウイルスの感染対策で、都内でのデモ行進は2年連続で中止したが、パネル展は3日まで開催する。
会場では、北方四島のジオラマや島に生息する野生動物の剥製も展示。クイズに答えた来場者には、1市4町の特産品などが贈られた。八王子市の男子大学生(21)は「北方領土は授業で習ったぐらいしか知らなかったので、勉強になった」と話していた。(渡辺玲男)
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