セベロクリリスク飛行場建設 請負業者が破産手続き 

 北クリル・パラムシル島のセベロクリリスクで飛行場(滑走路)建設事業を請け負っているスピロ社が、設計文書で指示された通りの工事を行っていないことがサハリン運輸検察庁の調査で明らかになった。滑走路建設は、クリル諸島社会経済発展プログラムに基づいて行われている。同社は設計にはない盛土を行う一方で、建設マスタープランに違反して排水対策が実施されないなど、ずさんな工事が指摘されている。ロシア連邦行政法に基づき、技術規則の要件に違反した場合に2万ルーブルの罰金を課される。(サハリン・インフォ2021/11/24)

 セベロクリリスクのスピロ社は深刻な財政難に直面しており、税務当局は企業の破産を宣告するための請求を申し立てた。同社は、クリル諸島発展プログラムに基づき、学校や病院の建設契約を結んでいたが、サハリン州当局は契約を解除している。(astv.ru 2021/11/24)

※パラムシル島の滑走路建設は事業費2億2,300万ルーブル、当初計画では2020年10月に完成する予定だった。

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