ロシア極東発展大臣 韓国と北方四島への投資プロジェクトを協議

 ロシア極東発展相アレクセイ・チェクンコフは、クリール諸島での投資プロジェクトに導入される予定のメリットについて韓国の代表者に説明した。チェクンコフは韓国産業通商資源部副長官パク・キヨンと会談、クリール諸島を含めた極東地方における投資プロジェクトの展望について話し合った。(ロシア漁業ニュースヘッドライン2021/11/4)

 パク・キヨンによると、現在、極東地方で活動している韓国企業は約50社で、これまでのところ、潜在的な機会を利用しきれていないと語り、新しいプロジェクトの実施により、韓国企業の参加と投資額は増加するだろうと語った。韓国投資に訴求する現在の主要なプロジェクトは、ロシア沿海地方での積み替えターミナルの開発とされている。

 ロシア極東発展省は、年間総量120万トンの水産物製品と混載貨物の積み替えのためのインフラ、および、2万5,000トンの製品を保管するための冷凍冷蔵施設の建設について話し合いが行われており、韓国海洋水産部によるターミナルの投資前調査が進んでいると明らかにした。

 また、韓国側は、ロシア極東発展省からクリール諸島で予定されている外国人投資家のためのメリットについて説明を受けた。ロシア大統領プーチンは、2021年9月3日、北方領土などを含めクリール諸島で外国企業が投資した場合に免税を認める特別区を創設すると発表、ロシア政府当局とサハリン州政府に対し、法律の整備等を確実に行うよう指示している。

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