道立北方四島交流センター(ニホロ)は18日、本年度の初級ロシア語講座を開講する。通常の座学に加え、今回は講師がロシアの昔話をロシア語で読み聞かせるコースを初めて開く。同センターは「ロシア語に関心があっても難しいと思っている方に受講してほしい。子どもたちにも参加してもらえたら」と呼びかける。(北海道新聞根室版2021/11/3)
講座はロシア文化について理解を深め、市民レベルでの日ロ交流を進める人材を育てようと、約30年前から続いている。これまで座学を中心に全10回程度の講座を開いてきた。
今回は、例年と異なる角度からロシア語に親しんでもらいたいと、「ロシアの昔話読み聞かせ」のコースを新設。講師を務める同センターの四方百合子さんによると、昨年の受講生の中に小学生もいたことから、子どもが参加しやすい内容にしたという。
このコースでは、講師が昔話「大きなかぶ」「雪娘」の絵本を使い、日本語、ロシア語の順に音読する。四方さんは「言葉の音の響きを楽しみ、ロシアに関心を持つきっかけになれば」と話す。
座学中心のコース「ロシア語講座」は、手軽に参加できるよう例年より短い3回で完結する内容にした。文学やあいさつ、自己紹介を学ぶ。(武藤里美)
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