ロシアのプーチン大統領は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、30日から11月7日まで、ロシア全土で出勤しないよう求める「非労働日」とすることを承認した。ロシアでは20日、感染による1日当たりの死者が1,028人と過去最悪を更新。1日当たりの新規感染者数も3万4,000人を超えるなど事態が深刻化している。非労働日は昨年3~5月にも実施されている。ロシア産ワクチンに対して国民の不信感が強く、接種が進んでいないのが感染拡大の理由とみられている。ロシアで接種を完了したのは総人口の32%程度にとどまっている。(時事通信2021/10/20)
サハリン州では20日の新型コロナの新規感染者数が73人となり、前日の57人から増加している。死者数も前日の3人から4人に増加した。ワクチン接種率が最も低いのはアニワ地区の37.0%で、次いでユジノクリリスク(国後島、色丹島)38.3%、マカロフ地区41.6%だった。一番高かったのはアレクサンドロフスク-サハリンスキー地区の65.6%。プーチン大統領は10月30日から11月7日まで非就業日を導入する法令に署名した。従業員の賃金は維持される。(サハリン・クリル通信2021/10/21)
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