日本の在ユジノサハリンスク総領事館の外交官が「9月3日はソビエト軍が南樺太と北方領土の占領を終えた日である」とSNSに投稿した問題について、サハリンのロシア外務省代表部は10日、久野和博総領事を呼び、「日本の外交官の発言は不適切で根拠のないものだ」と指摘した。この投稿について、サハリン代表部は外務省本省に報告した。サハリン代表部は久野総領事に対して、「日本総領事館職員によるこのような反ロシア行動を防止するための適切な措置」を講じるよう求めた。(サハリン・クリル通信2021/9/10)
この問題は「サハリンの日本外務省の外交官が第二次世界大戦の結果を修正した」として、SNSで活発な議論となった。10日はサハリン住民1人がユジノサハリンスクの総領事館が入る建物の前で抗議のピケを張った。「1945年にサハリンとクリル諸島(千島列島)は解放され、占領されなかった」と書かれたポスターを持っていた。赤軍は1905年に日本に占領されていたサハリン南部を解放し、強制的に動員または島に連れてこられた朝鮮人を日本の弾圧から解放した。そして1945年9月2日、人類の歴史の中で最大かつ最も破壊的な戦いが終わった。日露戦争から40年後、サハリンの北と南で再び単一の領土になった。(astv.ru 2021/9/10ほか)
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