国後島と色丹島の住民が帰りの飛行機に空席がなく、サハリンで身動きできないでいる。空席がある飛行機は9月17日まで、フェリーは21日まで待たなければならない。空港の担当者は「ツアーオペレーターが観光客のためにフライトごとに50枚のチケットを抑えるからだ」と話す。飛行機には70席あるので、島の住民分は20席という計算になる。現在、サハリンに取り残されている住民は10人から15人とみられる。航空会社は事前に帰りのチケットを取るように求めているが、これは多くの場合不可能だ。乗客の1人は「子供が病院で検査を受けることになり、8月28日の追加フライトのチケットを買ったが、戻りの便はすべて売り切れだった」–。国後島の住民は、30分ごとにオーロラ航空のウェブサイトを見ているが、追加のフライト情報はなく、州知事の鶴の一声に期待している。(サハリン・インフォ2021/9/3)
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