サケの漁獲量が47万トンを超え、昨年の漁獲量を上回った。このままいくと過去最高の50万トンを記録する可能性もあるが、その一方で記録的大漁にもかかわらず、イクラの価格は値上がりがしそうな気配だ。日本が冷凍イクラを積極的に買い取り始めたためだ。サケ漁の開始とともにイクラの値段は1キロあたり5,000ルーブルから3,000に下がった。昨年よりも10%も安い。このため、生産者は卸売価格を下げないために、イクラを倉庫に保管し始めた。専門家は年末年始にかけて、記録的な値上がりになるのでは、と語る。経済紙コメルサントは「日本人が積極的にイクラを購入しており、その可能性がある」と書いた。日本人は、ロシアの生産量の50%を占める冷凍イクラを1キロ当たり32–34ドルで購入する準備をしている。日本がすべての原材料を買い取るとイクラの小売価格は1kgあたり5,000~6,000ルーブルに上がる可能性がある。(サハリン・クリル通信2021/8/30)
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