北クリル9島に観光クラスター創設 ロシア政府の法令発効

8月27日、北クリル地区の9つの島々に観光クラスターを設立するためのロシア政府の法令が発効した。税金や保険料の軽減、関税手続きの無料化、外国人雇用の簡素化など優遇措置が受けられる経済特区「TORクリル」(色丹島を中心とした優先的社会経済発展区域)を拡大し、2026年までにホテル、レクリエーションセンター、ハイキングルート、交通インフラを整備する計画。新たに追加された島々は、パラムシル島(幌筵島)、オネコタン(温禰古丹島)、シュムシュ島(占守島)、アライド島(阿頼度島)、シアシュコタ島(捨子古丹島)、ラシュア島(羅処和島)、ハリムコタン島(春牟古丹島)、リポンキッチ島(宇志知北島)、ヤンキチャ島(宇志知南島)の9島。政府は「特別に保護された自然地域、火山、湖、そして多くの温泉やハイキングコースを整備。自然のアトラクションは毎年何千人もの旅行者を引き付けるだろう。必要なインフラが整備されれば、その数はさらに増える可能性がある」としている。これに伴い、観光クラスターの一部として、パラムシル島セベロクリリスクに新しい3つ星ホテルが建設されるほか、クリル諸島に複雑な建設工事を専門とする拠点が整備される。(サハリン・クリル通信2021/8/27)

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