択捉島で野菜生産が拡大している。択捉島では今年、ジャガイモとキャベツ約130トン、トマトやキュウリなど少なくとも30トンの温室野菜を収穫する予定。水産会社であるコンチネント社は10ヘクタールの畑と1,500㎡の温室を持っているが、計画ではそれぞれ10倍と3倍に拡大する。サハリン州のリマレンコ知事は「択捉島や国後島はサハリンよりもっと、外からの製品供給に依存している。自前の生産施設が出来て、天候や船の航行に依存しなくてもよくなってきた。サハリン州では中小の農業企業を支援することに多くの注意を向けている。これは新しい雇用の創出と農村地域の発展に貢献するものだ」と指摘した。また、ガスへの移行によってさらに効率的な温室栽培が可能になる。このほか、農民農場「フクス・プリロディ」が択捉島の畜産開発のための州の助成金300万ルーブルを受け取り、酪農と鶏卵に取り組むことになっている。(city.sakh.ru 2021/8/9)
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