映画監督のコンスタンチン・ココレフ氏が率いるクルーが国後島で1週間、サーフィンをテーマにした映画の撮影を行った。コンスタンティン自身はプロのサーファーでありスノーボーダーでもある。彼のこれまでの作品は何らかの形で海やサーフィンに関連している。2018年にはデビュー作「サーフ」を制作している。新作は「夢の道」(暫定的なタイトル)と題し、1966年の出来事をベースにしている。当時新聞社の編集局で働いていたニコライ・ポポフは、遠くの島に住む住民がどれほど美しい波をキャッチしているかを紹介した本に触発されて、自分でサーフボードを作り、クリミアで最初の波をキャッチした。1966年のことだが、これが国内サーフィンの歴史の始まりとなった。クルーはカムチャツカ半島、クリミア半島、幌筵島(セベロクリリスク)、択後島でロケを行った後、国後島と色丹島でいくつかのシーンを撮影した。今年の春、東京オリンピックに出場するサーフィンのロシア代表チームの選手が1か月間トレーニングを行ったことで、サーフィンに適した場所として国後島への関心が高まった。「残念ながら、国後島での1週間、期待して待ったがいい波は来なかった。地元の人から9月になると台風シーズンが始まるということで、また来るつもりだ」と、ココレフ監督は話している。(kurilnews.ru 2021/7/6)
コメント