北方領土問題対策協会(北対協、東京)は20日、北方領土ビザなし渡航で使用するチャーター船「えとぴりか」(1,124トン、定員81人)について、新型コロナウイルス対策の改修工事が完了したと発表した。改修により、これまで1床だった病室のベッドを2床に増やし、防護服の着脱場を新設。体調不良を訴える参加者が増えた場合に備え、客室の1室を隔離室に切り替えられるようにした。病室が満員になった際はこの客室を仕切るように鉄製の壁を設置し、ほかの客と接触しないようにする。食堂には飛沫防止のためアクリル板を設け、換気を良くするために一部の窓を開閉可能にした。マスクなど備品の購入費を含めた事業費の総額は1億3,100万円。(北海道新聞2021/4/22)
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