国後島ユジノクリリスク(古釜布)で上下水道と暖房システムを提供する公営企業「ユニバーサル」は事業の移管に伴い、従業員48人の解雇を決定した。南クリル検察当局は解雇に際して、労働組合の意見が考慮されなかったことなど、手続きに違反行為があったとして、「ユニバーサル」の幹部に対する訴訟を提起した。また、解雇された同社の従業員73人は南クリル地区議会に解雇決定は不当であると訴えた。同社の事業が民間企業のユジノクリリスキー・ヴォドカナル社に一部移管されることに伴う措置。4月17日、南クリル地区のゴミレフスキー市長は対策会議の中で、「ユニバーサル」従業員23人がヴォドカナル社で雇用されると確認したが、同社は民間企業であるため、全ての従業員を受け入れるよう強制することは出来ないという。(サハリン・メディア2021/4/18ほか)
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