ロシアの反政権活動家アレクセイ・ナバリヌイ氏の陣営が、収監されている同氏の解放を求めるデモの実施に向けて特設サイトを開設した。参加希望者が50万人に達したら具体的なデモの日時を発表するという陣営の目標に対し、サイト開設から1日で20万人以上が参加を表明した。(朝日新聞2021/3/25)
サイトの開設は23日。参加希望者が自分の住所を登録すると、それが地図上に表示される仕組みで、反政権運動の全国的な広がりを可視化することでプーチン政権に圧力をかける狙いだ。陣営は、ネットで事前に参加を募ることで、「50万人の参加者は現代ロシア史上で最大になる」とし、「プーチンが追い払うことができない」ほどの規模を目指すという。
市民の関心は高く、モスクワやサンクトペテルブルクなどの大都市ではすでに数万人が参加を表明。2018年の大統領選でプーチン大統領の得票率が90%を超えたクリミア半島やチェチェン共和国などの政権支持基盤のほか、日本が返還を求めている北方領土などでもデモへの参加表明が相次いでいる。
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