パンデミックの中、困難を極めた海外のロシア人帰還 外務省が記録集を出版 サハリン住民400人も

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、帰国困難な状況に置かれたロシア人を国内に帰還させた取り組みを記録した本「私たちはあきらめない」が出版され、ユジノサハリンスクでプレゼンテーションが行われた。国営タス通信とロシア外務省が出版、2000部印刷した。ユジノサハリンスクの外務省代表であるウラジミール・ノソフ氏が「海外に残された多くのサハリン住民を帰還させるため、私たちはすべての情報をモスクワの本省や地方当局に送り、国境警備局、税関などと連携し調整作業を行った」とスピーチで語った。厳格な検疫と国境の閉鎖の期間中、連邦および地域当局、航空会社、外交使節団の共同の努力により、世界138カ国から約31万3000人のロシア人を連れ出した。出版物には、帰還を果たした人々の思い出などが紹介されている。サハリン州経済開発副大臣アレクセイ・ブトゥハノフ氏は「困難な時期に、私たちは24時間体制で働き、サハリン住民のフライトを確保するため大使館や領事館、航空会社などと連絡をとり、400人以上のサハリン住民を連れ出すことが出来た。特に忘れられないケースは、フィジーから3人のサハリン住民を帰還させたこと。帰国ルートには4か国が含まれ、最後はイタリアだった。2人の子供がいる妊娠31週目のサハリン女性の帰国も感動的だった」と振り返った。(サハリン・インフォ2021/2/10)

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