サハリン州議会で、2016年以降、色丹島、国後島、択捉島、パラムシル島(幌筵島)の人口が2,500人も増加していることが話題になった。サハリン州地域経済発展省は社会資本整備、住宅の建設、交通アクセスの改善がダイナミックな成長を促していると説明。議員からは「人口が増えれば、さらに多くの幼稚園、学校、住宅が必要だが、島々での建設のペースは必ずしも早くない」「近年、クリル諸島の軍事的プレゼンスが急速に高くなっている。すべての兵士と将校は妻と子供がいる。つまり、彼らのための家、幼稚園、学校が必要だが、これらは州の予算でつくられる」などの意見が出た。クリル諸島選出の州議会議員マキシム・コズロフは「将軍でないにしても、制服を着た誰かが戦略的計画の重要性を認識しておく必要がある。それが、中央から追加の資金を引き出すことにつながる可能性がある」と訴えた。(サハリン・インフォ2021/2/9)
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