サハリン本島と南クリル諸島の択捉島、国後島、色丹島を結ぶ定期航路のために、特別に建造された最新の貨客船「ネベルスコイ提督」号はサンクトペテルブルグのネフスキー造船所の海上公試(船舶建造の最終段階で行う性能試験のこと)に合格し、まもなくサハリンに向けて移動する。サハリン到着は3月末の予定で、早ければ4月から5月にかけて就航する。同時に建造されている姉妹船「パベル・レオ―ノフ」号は間もなく海上公試が始まる。2隻はともに砕氷型で乗客の定員は146人。サハリン州のリマレンコ知事は「2隻の就航によってクリル住民は快適に旅行できるようになる。地域経済のさらなる成長のためにも重要な役割を果たす。サハリン–南クリル線で運航しているのは、イゴール・ファルフトジノフ号だけで、クリル住民は新しいフェリーの到着を長い間待っていた」と話した。(asrv.ru 2021/2/5ほか)
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